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「スクラップ・アンド・ビルド」を読んで

書評

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昨年お笑い芸人ピースの又吉が「火花」で芥川賞を取った事は記憶に新しいが、受賞以降もう1人の芥川賞作家の羽田圭介さんという作家もよくテレビ出演しているのを見る。

最初は芥川賞という話題性だけで呼ばれてるのかと思っていたが、テレビで羽田さんのトークを見てると芸能人としてもやっていけそうな位面白い。
そんなところから、この作家の書く本が気になり年末年始にこの「スクラップ・アンド・ビルド」という本を読んだ。

スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルド


近年高齢化社会で介護問題が身近な物になっている日本の人達にとって是非読んで欲しい一冊だ。

〈概要〉
主人公は新卒で入った会社を辞め実家で資格取得の為の勉強に励む健斗。
母と祖父との3人暮らしで母は介護が必要ながらも長生きしそうな祖父の介護が嫌で日々酷い言葉を祖母に浴びせる毎日。
健斗も嫌ながらも介護をし、歩く事等様々なサポートをする事で祖父の筋力を弱らせ社会復帰させまいとする日常が描かれている。

〈感想〉
自分の親が要介護認定され自宅で介護しなければならなくなると同じように思うのかとつい考えさせられた。
心の中で早く死んでもらう為といいつつ、祖父に様々ななサポートをする健斗が祖父に生きて欲しいという気持ちも持ち合わせている様に私は見えた。
その葛藤の気持ちが文章としては現れていないが行動として描かれているので介護する際の気持ちの想像が膨らみ面白かった。