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人海戦術で乗り切ろうとするソフトウェア開発現場で僕が感じた事

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僕はサラリーマンとしてソフトウェアを開発する会社で働いている。
開発としては普段は1つの大きいチームが2~3人の小チームにそれぞれ分けられており、各々の小チームがそれぞれが担当するソフトの開発作業をしている。

僕のチームにはあまりソフトウェア開発の現場に見られないような特徴がある。
その特徴とは


人海戦術の乱用をする事


納期がひっ迫してたり、不具合が見つかったりするといつもこれだ。

人海戦術 - Wikipedia

人海戦術(じんかいせんじゅつ)とは、兵数の優位に物を言わせて目的を達成する戦術思想をさす。


この戦法が使われる時になるといつもチームリーダーがデカい声で叫ぶんだ。


「非常事態!非常事態!全員集合!!」


数年に1度とかなら緊急事態というかもしれないが、
毎月のようにやってくる緊急事態に僕は慣れつつある。


こうやって全員集合させられると人海戦術の出番だ。


チームリーダーの指示のもととにもかくにも目の前にある作業を全員で片づけに行く。
自分がその時担当している仕事なんてお構いなしで全員が強制的に火事場に投入される。

前回人海戦術が使われたのは納入したソフトに不具合が見つかった時だった。
その時もチームリーダーの号令とともに各自の作業が開始した。

  • 仕様書をひたすら印刷する人
  • 印刷した仕様書に変更マークをつける人
  • ソースコードをレビューして文法やロジック間違いが無いか確認する人
  • ひたすら紙の書類に手でサインをする人
  • メンバーに気合いの言葉を投げかける人


現場では罵声が飛びあう。
マウスをモニターに投げつける人や会社を休みがちになる人まで現れる。
疲れでボーっとして赤信号を渡ってしまいそうになった人もいた。

まさにこんな現場だ。↓

www.youtube.com



このような戦場をみていていつも思う事がある。


これは本当にソフトウェア開発の現場か?


今は2016年だ。
これは20世紀のソフトウェア開発現場なのではないのかと。


僕が思い描く現場はこうだ。

  • 仕様書は紙なんかに印刷せず電子で完結
  • 仕様書の変更箇所は電子差分で簡単に確認
  • 文法ロジック間違いは検査ソフトとかで自動検出
  • 手でサインなんかせず、サインするという制度がそもそも無い
  • 「がんばれ」という気合の言葉ではなく、クールな音楽が流される


開発現場で罵声なんかは聞こえず、エンジニアは忙しそうに働きながらも何故か楽しそうに働いている。

Googleみたいにテスト等も全て自動化されているのが僕の理想だ。
wazanova.jp


理想と現実の違いに思わず驚いてしまった。


僕は割と最近この職場に来たばかりだからおかしいと感じるが、新卒の時からずっといる人達なんかは人海戦術で火事場を乗り越えるのに慣れている。
しかも、彼らはこれがソフトウェア開発の現場では当たり前だと思っている。

新しい風をとりいれてこの20世紀の開発スタイルから脱却できる日がいつか来て欲しい。