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内定者と話をして安定を目指すなら技術者派遣は実はちょうど良いかもと思った

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春も終わり、夏が目の前に迫ってきましたね。

僕は今技術者派遣の会社で働いています。

派遣と言っても一般的に「派遣切り」とかでテレビで放送され問題になるような一般派遣と言われるものではなくて、派遣元の会社の正社員として採用されて客先に常駐して働く特定派遣です。職種はソフトウェア開発が主なので普段は客先で開発業務にうちこんでおります。

こういう雇用形態で働いていると土曜日とか休日にまれにこんな業務依頼が来たりします。

「採用活動に協力をよろしく!」

今回僕はこの連絡を受け、来季の新卒内定者との懇親会というものに参加してきました。

懇親会ということで内容としてはそんなにお固くなく、内定者とざっくばらんに話をするのが中心で、いわゆる内定者達が疑問に持っていること・不安に持っていることを社員の僕らが解消してやるのが目的でした。

ということで、今日は僕を囲んで多くの内定者と話をしてきたんですが、内定者と話してみたらいくつかびっくりしたことがあったんだよね。

ビックリ①:内定者に野望無し

技術者派遣といのは不安定な仕事です。

客先に派遣されたとしても上手く仕事ができない人は短期間で契約終了になり、派遣元に戻ってくる。また、スキルがあって客先で良い成果を上げていたとしても客先の業績が悪くなったとたんに契約終了になる。そういうことがあたりまえの業種です。

なので、普通はずっと会社で働き続けるという選択はあまりしない。派遣先で仕事をしてある程度スキルを身に付け、ステップアップしたらメーカーの正社員になったり、会社をおこしたり、フリーランスとして活躍するというのが一般的です。

でも、今日内定者と話していて思ったのがそのような野望は特に無いというタイプの人が非常に多いという印象でした。

聞かれる質問としても

「給料はどの位でしょうか?」
「勤務地は選べますか?」
「定年まで働いている人は多いですか?」

というありふれた普通の質問が大半。

逆にこちらから、「将来どういうエンジニアになりたい?」とか質問してみても

「まだあまり考えきれていません。」
「残業代がしっかり出て、家庭を持って働ければそれで良い。」

っていうのが多いんだよ。

5年後や10年後にこうなりたい!っていうのも特に無く、やりたいこともある訳では無い。けど大学は卒業するからとりあえずの働き先は見つけなければいけない。でも残業代は1銭も払わねーぜ!みたいなブラックは嫌だし。って感じでなんとなく会社を受けたら内定を貰った。って感じに僕には見えました。

遠慮しているのかもしれなかったけど、野望無さすぎでしょ。こういうもんかね最近の内定者はと思いびっくりしてしまいました。

ビックリ②:安定を考え技術者派遣をあえて選ぶ人も多い

派遣は不安定な業務形態というイメージも学生の間では最近少しずつ変わってきているのかもしれない。

内定者の中にはメーカーの正社員は選ばずにあえて技術者派遣を選んでいる人も以外にいました。そんな人達に理由を聞いてみるとこんなことが返ってきました。

「メーカーの正社員になっても10年後にその会社がどうなっているか分からない。」
「技術者派遣は客先がだめになったとしても、別の客先がある。」

この業界が長い僕は確かに今はそう思っていますが、学生もこう思っているのは以外でした。

僕らが新卒入社した時代は東芝やシャープも業績が良い時期でこれらの会社に入れば周りからはうらやましがられ、親からは安泰だと言われる時代でした。それが今はもう東芝は今季は過去最悪の赤字、シャープは業績悪化で台湾の企業に買収という状況です。

良い企業に入るのが安定と言われていた時代はもう終わっています。昔の安定は不安定に変わりつつあります。

これらを考えた時、僕はこう思いました。

客先がだめになっても別の客先がいくつもある技術者派遣というのは逆に安定している勤務体系だと。

一昔前ではあまりこういう考え方はなかったかもしれません。でも、インターネット等で情報が容易に集めれるようになった現在では学生も私たちもこういうことが分かってきたのでしょう。安定を考えてこの勤務体系をあえて選ぶ学生も増えてきているというのは実感しました。

安定を目指して技術者派遣を狙うというのもこれからの時代は良い選択肢なのかもしれません。