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基本情報技術者試験に一発合格するためのおすすめ勉強法

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IT業界で働いている方なら入社~5年目位の時に、一度は基本情報処理技術者試験という言葉を聞いたことがあるでしょう。

私自身も基本情報処理技術者の資格は持っています。今回は私がおすすめする基本情報処理技術者試験に一発合格するための勉強法を話します。

基本情報処理技術者試験について

概要

IPA(情報処理推進機構)という国の機関が実施している情報処理技術者試験の中の1つ。IT系の仕事で働いている人やこれから働く人を対象とした試験。

日程

試験は年に2回実施しています。
春:4月 第3日曜日
秋:10月第3日曜日

技術水準

「情報技術全般に関する基礎的な知識を活用し、情報システム開発においてプログラムの設計・開発を行うとともに、将来高度な技術者を目指す者」と情報処理推進機構のホームページに記載されています。IT業界入りたての基礎的なレベルの知識は知っているが、まだ高度な開発はできない程度の技術レベル。

試験内容

試験は午前と午後に分かれていてそれぞれ内容が異なります。

午前

80問の問題数でマークシートでの選択式。
制限時間は2時間30分。
以下の内容が出題される。

  • テクノロジ系問題(50問)
  • マネジメント系問題(10問)
  • ストラテジ系問題(20問)
午後

長文形式の問題が13問出題される。その中から7問を選択して回答する形式。
※一部必須回答問題あり。
制限時間は2時間30分。
内容としては午前の問題を深く掘り下げた内容とアルゴリズム、プログラミング問題が中心。

合格基準

午前・午後とも正答率60%以上で合格

合格率

23.6%(28年秋期)

 

難易度

基本情報技術者試験はIPAが開催している情報処理技術者試験の中では下から2番目の難易度です。(ITパスポートの次に難しい)

ただし、下から2番目と言っても問われる問題の難易度は多少高めです。プログラマーやシステムエンジニアとして社会人2~3年経験している人が丁度良い位でしょう。学生の場合、IT系で使われる専門用語に対しての馴染みがうすいので少し難しく感じるかもしれません。

勉強時間

勉強を開始する前に持っている前提知識でどの程度の時間勉強すればいいのかが大きく変わってきます。こちらの記事に詳しいことは記載しているので参考にしてくださいね。

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基本情報処理技術者試験の勉強法

準備

参考書を用意する

基本情報処理技術者試験に合格するために以下の教材を用意しましょう。

かんたん合格 基本情報技術者教科書

試験勉強用の教科書で、問題に取り掛かる前の基礎づくり、問題集や過去問の内容を解いて分からない場合に確認するための教材です。

この本は難しい専門用語について図解付きで分かりやすく解説しているため、コンピューター等とは無縁だった方にも読みやすい内容になっています。また、出題頻度の高い範囲の内容は詳しく解説してあるため、効率良く合格を目指すならもってこいの教材です。

基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

過去4回分の基本情報処理技術者試験の問題が載った問題集。見開きで左側に問題、右側に解答と解説が載っているので非常に見やすいです。

また、本の最後に乗っているパスワードを使えば追加で過去6回分の問題と解答・解説もダウンロードすることができる。充実のボリュームで満足できる内容です。

基本情報技術者 午前試験対策

試験に出る可能性が高い午前問題を集めた問題集。

「理解度診断テスト」が内容に入っているので、そこでどのような分野が自分が弱いのかが分かり効率良く勉強を進めれるようになっている。分野毎に出題頻度が高い問題を重点的に解説してくれているので非常にありがたい問題集。

基本情報技術者 午後試験対策

午前問題と同じ問題集のシリーズ。

分野毎に演習問題と分かりやすい解説が用意されている。また重要ポイントと言う問題を解くうえで鍵となるポイントが何であるかもしっかり説明している参考書。

計画を立てる

一発合格を目指すなら計画が大事です。どの時期にどのような内容の勉強をするかによって合否が大きく変わってきます。

計画を立てずに勉強を始めて、参考書の半分しか終わらずに試験日になりましたなんて後の祭りですよね。そうならない為にもいつから・どのくらい・何を勉強するのかしっかり計画を立てましょう。

 

参考書の勉強順としては以下の順で実施するように計画を立てましょう。この順序で学習することが一発合格のためには非常に大事です。

  1. かんたん合格 基本情報技術者教科書
  2. 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
  3. 基本情報技術者 午前試験対策
  4. 基本情報技術者 午後試験対策

計画表はExcelで以下のようなものを作りましょう。
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計画表を作る時のポイントは以下になります。

  • 何日にどの参考書のどの部分を勉強するかを書く
  • 一日の勉強時間は自分ができると思う時間より少な目に設定する
  • 一週間に一度は休みの日を入れる
  • 月に1度計画を見直す日を決める
  • 間違った問題を復習する期間を入れる

私の感覚でですが、6か月前に午前問題の学習を開始し、2か月前になったら午後問題の対策を開始するようなスケジュールで組むと丁度良いです。

これで勉強を開始するための準備が一通り整いました。

午前対策

午前問題は2時間半で80問を解く形式です。つまり一問あたり2分以内には問題を解く必要があります。とにかく正確に早く解答することが重要になってきます。また、出題範囲としても非常に広範囲のため限られた期間で全範囲を完全に理解するというのは難しいです。出題されやすいポイントをしっかりと見極めて注力することが一発合格に向けて非常に重要です。

では午前問題の対策ではどのようなことをやれば良いか説明していきます。

基礎学習

正確に早く解答するためには基礎をしっかり身に着ける必要があります。基本情報技術者教科書から学習を進めましょう。学習のポイントとしては以下になります。

  • 全ての内容を完全に理解する必要は無い
  • 分かる範囲は流し読みして、分からない範囲はじっくり学習する
  • 教科書を読むのと合わせてページ脇の演習問題も実施して身に付いているか確認する

私の感覚ですが以下の箇所については出題頻度が高めなのでここでしっかり理解を深めておきましょう。

  • ビットの扱い
  • 公開鍵の暗号化や復号化
  • ロールフォワードやロールバック
  • 磁気ディスク
  • キャッシュメモリー
  • 著作権
  • 派遣法
過去問を解く

基本情報処理技術者試験の午前問題は過去問を解くことが一番の対策になります。何故なら午前問題の内、過去問が使われる割合は4割で類似問題を含めると実に6割が過去問が流用されます。つまり過去問をしっかりやれば6割はもらったようなものなのです。

そこでパーフェクトラーニング過去問題集から過去4回分、可能であれば10回分の問題を解きましょう。解いている内にある程度問題の傾向は掴めてくるはずです。

解いて間違った問題については解説を読みながら間違った理由を確認しましょう。解説を読んでもいまいち理解できない場合や不明点がある場合は基本情報技術者教科書に戻り間違った範囲を再度学習しましょう。

  1. 過去問を解く
  2. 間違った問題の解説を読む
  3. 間違った範囲を再学習する

この繰り返しの連打が午前問題攻略の最大のポイントになります。

また、間違った箇所についてはマーカー等でマークを付けておきましょう。試験直前での確認の際に使えます。

問題演習

過去問を一通り解き終わった場合でも、不安が残る場合やIPAの試験内容の見直し等により次回の試験で出題内容が変わる場合は午前試験対策の教材で学習しましょう。

この教材は試験範囲が変わる場合等でもある程度の出題されそうな分野を予想して問題作成をしています。そのため、過去問での学習だけではカバーしきれなかった範囲はこの教材でカバーすることができます。過去問で正答率が悪かった範囲や、過去問に無かった範囲を中心に問題を解きましょう。

午前問題についてはこれらをやることで、合格点を余裕で取れるでしょう。

午後対策

午後問題は2時間半で記述式の問題7問を解く形式です。問題毎にボリュームが少し違ったりはしますが、ざっくり一問あたり20分程度で終わらせなければなりません。

また、問1の情報セキュリティと問8のデータ構造及びアルゴリズムは必須解答問題。問9~13はプログラミング問題になっていて以下のプログラミング言語から選んで問題を解く必要があります。

  • C
  • COBOL
  • Java
  • アセンブラ言語(CASLⅡ)
  • 表計算ソフト

午前問題は選択式である程度浅い理解でも解くことができましたが、午後問題は記述式なので深く理解していなければ解くことができません。午前の知識をベースにより掘り下げて学習していくことが大事になってきます。

また、アルゴリズムとプログラミングという午前にはなかった分野が含まれます。これらは配点が20点で他の大問の配点(12点)よりも大きめなので、一発合格のためのキーになる範囲です。

では午後問題の対策ではどのようなことをやれば良いか説明していきます。

アルゴリズム対策

アルゴリズムはできるできないで合否が大きく分かれる午後問題の需要ポイントです。

とにかく説明文をしっかりと頭の中にたたみこみ、その説明文に対応する制御がどの部分なのかを見極めなければ問題は解けません。難しいです。

アルゴリズムの対策はとにかく数をこなしていくのが一番です。以下のような手順で解いていくのがベストです。

  1. 説明文を読む
  2. 説明文に対応する制御を探す
  3. 入力データ、出力データを把握して空欄に入れるべき値を決める
  4. トレース(指定された値を入れたら期待した値が出力されるか目で追うこと)をして自分の解答が正しいか確認する

とにかくトレース力を上げるというのが攻略の大きなポイントになります。過去問や問題集で多くの問題に触れて、何度もトレースを繰り返してスピーディーに問題を解けるようにしましょう。

プログラミング対策

プログラミングもアルゴリズムと並び午後問題の重要ポイントです。

プログラミングをやったことがある人は得意な言語で良いですが、全くやったことが無いという方は難易度が低めのアセンブラか表計算を選択するのがベストです。C言語はポインタ等の初心者が難しいポイントがありますが、一般的に使われる場面というのが多いので今後仕事で使う可能性があるなら敢えて選択しても良いでしょう。

■言語別の難易度

  • 高難易度:C
  • 中難易度:Java、COBOL
  • 低難易度:アセンブラ言語(CASLⅡ)、表計算ソフト

アルゴリズムと同様に説明文をよく読み、説明文に対応する制御がどれであるかを正確に見極めましょう。また、プログラミングについては問題を解く前に構文の書き方等を理解しておく必要があります。初心者の方はインターネット等の初心者向けのプログラミング講座等で学習をしておきましょう。

■C言語の対策テクニック

C言語の問題では以下の内容はほぼ毎回出題されます。

  • 配列
  • 文字列処理
  • サブ関数の使い方

これらはC言語としては基礎的な内容です。知らないと時間が足りなくなる場合もあるのでしっかり頭に叩き込んでください。

配列のインデックスを動かして指定した位置のデータを参照するというのが良く問題の中に含まれる傾向はあります。

また以下については毎回出題という程では無いですが、出る場合が多いのでこちらも身に着けておきましょう。

  • ポインタ
  • 構造体

C言語を基礎からしっかり学びたいならこちらの書籍がおすすめ↓

■Javaの対策テクニック

Javaで出題されるのが多い部分は以下の箇所です。

  • 配列
  • クラス
  • メソッドの使い方
  • コレクション

Javaを使う上では当たり前の内容なのでしっかり頭にいれましょう。

JavaはC言語等と比べて比較的コードの量が多い傾向があるようなので、コードを読んで理解する力も非常に重要になります。

また以下のオブジェクト指向に関わる内容については少し難易度が高めですが、出る場合があります。身に着けておくようにしましょう。

  • 継承
  • オーバーライド
  • オーバーロード

Javaを基礎からしっかり学びたいならこちらの書籍がおすすめ↓

過去問を解く

午前問題と同様に過去問を解くというのは重要ですが、午前問題のように同じ問題が本番でもそのまま出題されるということはありません。なのでどのようなポイントが問題で問われるのかを把握してパターンを理解しましょう。

データベースやネットワーク、プロジェクトマネジメントは選択形式なので、自分の苦手だと思う分野については捨てて、比較的得意な分野に絞って学習するというのも一発合格のための効率の良い勉強のやり方です。

過去問の解き方としては午前問題と同様に解いた後に解説を読み、解き方や理論の理解が浅く理解できていないと感じたら基本情報技術者教科書の該当範囲を再度読み直しましょう。

問題演習

過去問は既に出題された問題なので同一問題は出題されることはありませんが、午後試験対策については次回出題される内容を想定して問題作成されているため同一の内容が出題される可能性があります。

知識を深めるという意味でも問題を解いて解説を読むを繰り返し、可能であれば2、3回同じ問題をやってみるというのが知識の定着のためにはベストでしょう。

試験当日

試験場は希望通りなら当日家から行ける範囲の試験場になっているはずです。一時間位前には試験場に着くように家を出ましょう。

持ち物

以下を忘れずに持っていきましょう。

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 参考書・問題集
  • お昼御飯
  • 飲み物
  • 時計
到着時刻

午前の試験は9:30~始まります。5分前には問題を配り始めるので、遅くとも20分前には席に着いて待っていましょう。試験当日にバス等で行く場合は受験生で結構混んだりもするので、余裕を持ちたいなら1時間程度前に着いた方がいいです。着いたら忘れずにトイレは済ませておきましょう。

試験前

試験開始までの隙間時間を使って今までの勉強期間で分かった自分の苦手なポイントを復習しましょう。一通り復習が終わったら後は「絶対自分は合格できる!」と思い込み試験に臨みましょう。

試験中

試験は時間との勝負なので時計を確認し経過時間に注意しながら落ち着いて問題を解いていきましょう。

最後に

試験勉強の期間が長いので途中でモチベーションが落ちることもあるかもしれません。モチベーションが落ちた場合には、合格して資格を取った後に周りに頼られて輝いて働いている自分を想像するようにしましょう。試験勉強というつらい期間を乗り越えた自分は大きく成長できるはずです。

努力は形になります。きっと合格できると自分を信じて頑張りましょう。