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ITパスポート試験に一発合格するためのおすすめ勉強法

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前回の基本情報処理技術者試験の勉強法に続き、今回はITパスポート試験の一発合格のためのおすすめ勉強法について話をしたいと思います。

ITパスポート試験について

概要

IPA(情報処理推進機構)という国の機関が実施している情報処理技術者試験の中の1つ。ITを活用する上での基礎的な知識を持っているかどうかを国が証明する試験です。

日程

全国47都道府県の101会場で定期的に実施。会場にもよりますが1週間~2か月毎に1度は開催しています。

試験内容

4択形式の問題100問。
制限時間は120分。
CBT(Computer Based Testing)というパソコン上でマウスやキーボードを使って問題に回答する形式。

出題内容は以下。

  • ストラテジ系問題(35問程度)
  • マネジメント系問題(20問程度)
  • テクノロジ系問題(45問程度)

合格基準

総合評価点と分野別評価点が基準を満たすこと

総合評価点

600点/1000点

分野別評価点

ストラテジ系 300点/1000点
マネジメント系 300点/1000点
テクノロジ系 300点/1000点

合格率

  • 46.4%(26年下期)
  • 49.3%(27年上期)
  • 45.9%(27年下期)
  • 48.6%(28年上期)

だいたい毎回50%近い合格率なので受験者の半数は合格します。

難易度

IPAが主催している情報処理技術者試験の中では一番下(簡単)の試験になります。

ITど素人の方や、これから就職してエンジニアとして働いていこうと思っている学生なんかには丁度良いレベルです。IT素人だけど仕事で使うので専門用語とかいろいろ知っておきたいとか、コンピューターってどういう仕組みで動いているんだろうって人には丁度良いレベルでしょう。

勉強時間

目安としては以下のような勉強時間になります。

  • IT系の仕事についている  30時間
  • パソコンとかに多少詳しい 50時間
  • ITを知らないど素人    80時間

ITパスポートはとにかく知っているかどうかで8割方が決まってしまう試験です。

コンピューター関係の仕事についている人は仕事の中で自然と専門用語が頭に入ってくるはずですので、ど素人の人と比べても1/2や1/3の時間でいけるかもしれません。ど素人の人でも大丈夫かどうか不安になる必要はありません。頭に詰め込めばどんどん点数も上がっていくので最長でも80時間あれば合格確実でしょう。

ITパスポート試験の勉強法

使用する参考書

ITパスポート試験に合格するために以下の教材を用意しましょう。

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート

ITの素人でも分かるように非常に分かりやすく書いている参考書です。イラストを多く使っており、見開き2ページを丸々イラストで解説していたりもするので飽きたりせず面白く勉強ができます。

今後の基本情報処理技術者試験とかの基礎作りのための参考書としても丁度良いです。

ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集

過去4回分のITパスポート試験の問題が載った問題集。大型本なので問題と解説の内容が非常に見やすいです。見開きで左側に問題、右側に解答と解説が載っているので問題を見ながら採点と解説の確認が合わせてできます。解説は少しシンプルなので物足りなさがあるかもしれませんが、過去問学習では一番の教材です。

追加でさらに過去6回分の問題と解答・解説もダウンロードすることができます。

計画の立て方

基本情報技術者のように午前、午後と試験が分かれている訳では無いので綿密な計画は要りませんがざっくりで良いので計画を立てましょう。

ITど素人の人が受験する場合の学習時間のイメージとしては以下のような感じです。

  1. 参考書の学習    40時間
  2. 過去問の学習    20時間
  3. 間違った箇所の復習 20時間

これらの時間をベースにして各章の項目毎にどの程度時間をかけるべきか考えましょう。IT関連の知識が多少あるという方は参考書の学習時間を減らし、過去問や復習の方に注力して深く理解するというやり方でも今後の基本情報等の試験にもつながります。

また、計画を立てる際のコツですが、1日の学習時間の目標を立てても予定外の割り込みとかで計画通り進まない場合があります。そのため、1日の学習時間を思っているよりも少し少な目(-0.5h位)に設定しておくと丁度予定通り進めれます。

これで次は対策の具体的な勉強の進め方です。

勉強の進め方

参考書の読み方のコツ

まず参考書の読み方ですが、普通はいきなり1章から始めようとする方が多いのでは無いでしょうか。私がオススメする読み方は最初に目次で各章ごとの重要度を確認します。これによって注力すべきポイントはどこか把握します。その後1章から読み進め、重要度の高い章については時間をかけて読み込むというやり方です。

この時以下のポイントを意識してください。

  • 全部を完璧に理解しようとしなくて良い
  • 重要度が低いところは流し読みで良い
  • 計算式等は覚えていれば点が取れるので暗記ではなく頭で理解する
  • 略語は正式名称が何であるか調べておく
  • 分からなかったり理解が浅いポイントには印を付けておく

これらのポイントを意識しながら一冊読み進めましょう。

過去問学習のコツ

ITパスポートでは過去問と同じ問題はほとんど出ません。そう聞くとやる意味はあるのかと思いますが、過去問の内容を少し変えたタイプの問題なら沢山出ます。なので、過去問をやることが試験対策に効果があります。

また、複数年分の過去問をやることで出題頻度が高い問題の種別が分かるので注力すべき箇所も分かるようになります。

私のオススメする進め方はこんな感じです。

  • 過去問は最低2回、できれば3回やる
  • 間違った問題に印を付けておく
  • 解説で理解しきれない所は参考書に戻る

ITパスポートは選択式問題なので理解が浅かったりちゃんと分かっていなくても正解してしまう場合があります。1回解いただけだと、まぐれで正解した箇所がそのまま復習で再確認されず放置されるということになりかねません。そのため、間違った箇所に印を付けて何度も問題を解くようにモレがないようにしましょう。

分野別の勉強のコツ

次に分野別の勉強のコツを解説したいと思います。

ストラテジ系

ストラテジ系では知っていれば解ける問題がほとんどです。覚える用語は大量にあるんですが覚えればそれだけで点が取れます。ただ、ストラテジ系では以下のように多くの略語が出てきます。

  • SWOT分析
  • OJT
  • SEO
  • BPM
  • UML
  • PPM

これらをそのまま覚えようとしても略語と意味がなかなか結び付きません。理解しやすくするために正式名称を理解しておきましょう。例えばOJTという言葉だけではピンとこなくても、「On-the-Job Training」という言葉で覚えると仕事を通じてトレーニングすることなんだなとイメージし易いです。

 

また経営の分野でTOBやMBO、ROEという株とかで出てくる用語も多く出ます。株取引等をやっている方なら多少なじみのある言葉かもしれませんが、まったく聞いたこともないという人は株の本を読んで理解を深めるというのも勉強の仕方として良いと思います。

マネジメント系

マネジメント系は他の2つの分野と比べて問題数が20問と少な目です。ただし、分野別でも3割は最低得点する必要があり、1問辺りの点数の重みは大きいのでケアレスミスが多いと3割を割り込んでしまいます。気を抜かず取り組みましょう。

プロジェクトマネジメントに関する内容の問題が半分(10問程度)は毎回出題されます。ITパスポートを受験する時点でプロジェクトマネージャーを経験している方は殆どいないかもしれないので、中々イメージしずらいかもしれませんが1つ1つ言葉を理解していけば徐々に理解が深まります。

この分野では以下の部分は頭にいれておくと良いでしょう。

  • 見積もり
  • リーダーの振る舞い
  • アローダイアグラムでの作業日数計算
  • ステークスホルダーの対応
  • リスク管理

マネジメント系では暗記物とそれ以外に図を見て答える問題もいくつか出ます。これらは答えの出し方さえ理解しておけばどんなパターンで問題が出てきたとしても解けるはずですので、是非ともしっかり理解しておきましょう。

テクノロジ系

テクノロジ系は暗記物が半分と他にアルゴリズムとプログラミングの計算問題やデータベースの操作関連が出題されます。

計算問題については入力値が異なるだけで内容は同じようなパターンで問題が出題されたりすることが多いです。以下の部分なんかは割と毎回出題されます。

  • ビット変換
  • 稼働率計算
  • データ伝送時間計算

計算問題についてはなんとなくで答えを選ぶのではいけません。問題のパターンに応じてどのような計算式を使えばよいのかを正確に理解しましょう。例えばビット変換についても10進数⇒2進数へ変換してくださいという問題もあれば、2進数を10進数へ変換してくださいという問題もあります。

どちらもパターンがきても解答できるよう、算出方法の考え方を頭に叩き込んでおきましょう。そうすれば確実に得点できるポイントです。

また、データベース関連は覚えるのではなく理解する必要があります。以下のポイントはデータベースでは確実に問われる箇所なので是非とも頭に入れておくべき箇所です。

  • 正規化とは何か?
  • 主キー・外部キーとは?
  • データベースの関係演算とは?

他の分野については他分野と同様に参考書を見ながら用語を一つ一つ暗記していきましょう。

試験当日について

決められた時間に試験場に着けるように余裕を持って家を出ましょう。

持ち物

以下を忘れずに持っていきましょう。

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 参考書・問題集
  • お昼御飯
  • 飲み物
  • 時計
試験前

試験開始までの隙間時間を使って今までの勉強期間で分かった自分の苦手なポイントを復習しましょう。一通り復習が終わったら後は「絶対自分は合格できる!」と思い込み試験に臨みましょう。

試験中

問題数は多いですがきちんと勉強できていれば時間は余るはずです。余った時間で回答の確認をしておきましょう。

モチベーションの保ち方について

勉強を始めると最初のうちは割とモチベーションも高いですが、数日するとだんだん下がってきます。そのまま下がり続けると試験にいくのも面倒になってしまう場合があり、危険なのでモチベーションは高い状態を保つ必要があります。

私がおすすめするモチベーションを保つコツとしては以下がおすすめです。

  • 周りに受験することを宣言する
  • 日々の学習の記録をつける

なんとなく勉強を始めるより、周りに宣言して後戻りできない雰囲気を作り、自分を追い込むというのは大事です。「宣言効果」というらしいですが、多くのアスリートもつかっているモチベーションアップ法です。

また、効果確認という意味でも学習時間と内容についての記録をつけましょう。学習時間が減っているのが記録で分かるとやらなきゃという危機感が出てきます。

最後に

ITパスポート試験はこれからIT系に進みたいと考えている人達に向けての入門の試験です。合格すると周りの目も少し変わり、就職でも有利になります。

しっかりと勉強し、自分の実力を信じて頑張りましょう。